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タブレットからのキー入力に対応していないスクラッチ3.0を便利にするコントローラーの作り方をご紹介します。
当記事では、キーボード入力に対応していないScratch3.0をタブレットで操作する方向けに、タブレット用のコントロールボタンの作り方をご紹介します!
2019年1月、ついにタブレット端末からの操作に対応したScratch(スクラッチ) 3.0がリリースされました。
しかしそのScratch 3.0ですが、タブレットで操作した際に、キーボード操作に対応していないんです!
そうなると、十字キーなどでスプライトに指示を出すことができない、という非常に困った事態になるのです。
そんな時に必要となるのが、タブレットでもゲームをプレイできるようにするコントロールボタンです。
早速作り方をご紹介しましょう!
コンテンツ
STEP1:Scratchで十字ボタンとA・Bボタンのスプライトを作る
まず最初に、必要なボタンのスプライトを作成してください。
十字ボタンは矢印で方向を示しても良いですし、デザイン性を重視してもOKです。
ここでは、こどもの認識率を上げるため、矢印を表示するようにしました。
A・Bボタンについても、お好みのボタン名をつけて構いません。
文字は無粋、というならばこれも色分けだけでも良いかもしれませんね。

これでスプライトの準備は完了です。
STEP2:Scratchでコントロールボタンにプログラミングする
それでは、まず簡単な「Aボタン」を例にプログラミング します。
本当に簡単なプログラミングで、以下の2つのブロックを組み合わせます。
- このスプライトが押された時
- メッセージ1を送る
その際、「A」などの新しいメッセージを作成し設定してください。
あとは「Aのメッセージを受け取ったとき」ブロックから始まる処理を他のスプライトに設定するだけ。
これでAを押すとアクションが取られるようにプログラミングできました。
これと同じように、Bボタンや方向ボタンなども設定して、実行してみましょう。
STEP3:長押し時に連続して動くようにプログラムする
上記のプログラムを組んで、何かスプライトを動かしてみましょう。
すると、十字ボタンをタップしても、長押しタップしても、変わらず1歩だけしか動かない!ということになりませんか?
このままでは十字ボタンですら連打が必要になり、使いにくいですね。
そこで、以下のようにプログラミングしてみてください。

制御ブロックの「〜〜まで繰り返す」ブロックの中に、演算ブロック「〜ではない」を入れ、さらにその中に調べるブロック「マウスが押された」を入れました。
これは、このスプライトが押されてから、マウスが離れるまで、メッセージを送り続ける、ということになっています。
すなわち長押しタップしている間はメッセージを送り続けるようになります。
あとはメッセージを送る感覚などで運動量を調整してくださいね。
これでタブレットでもScratch(スクラッチ)が楽しめる
いかがでしたでしょうか?
非常に簡単ですが、一味ブロックを加えることで、使いやすいコントローラーが完成しました。
これでタブレットからでもどんどんゲームを遊ぶことができますので、親子でゲーム制作を楽しんでください!
ちなみに、PCからの動作も可能とするため、タップ→メッセージという流れだけでなく、従来通りの「◯◯キーが押されたとき」もスプライトには設定しておきましょう。
それによってタブレット・PCどちらからでもプレイできるようになります。
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