- 新進気鋭のアーティストが作った2019年にガイゼル賞金賞を
受賞したばかりの話題作 - かわいいタッチの絵とキャラクターが織りなすほのぼのストーリー
- 簡単なフレーズが繰り返し出てきて、英語学習にピッタリ
こんにちは、パパ勉!
今回は、2019年度にガイゼル賞の金賞を受賞した『FOX the TIGER』のレビューです。
かわいいタッチの絵とキャラクターによるちょっとコミカルでほのぼのとしたストーリーが特徴の本です。
英語も簡単で一文は非常に短いので、はじめての洋書多読にはピッタリ。
小学校の英語教育必修化など、
どんな本?
FOX the TIGER | |
作者 | Corey R. Tabor |
出版社 | Balzer + Bray |
発売日 | 2018年8月 |
ページ数 | 32ページ |
語数 | 225 words |
対象年齢 | 4~8歳 |
難易度 | ★☆☆☆☆(YL : 0.3, Lexile: – ) |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
FOX the TIGERは、楽しいことが大好きなキツネとその仲間たちのお話です。
米国では、自分で本を読み始める小さいこども向けの本の中で優秀作に送られ
作者のCorey R. Tabor氏はまだ駆け出しの絵本作家なので作品数は少ないですが、FOXシリーズはほのぼのとしたストーリーが楽しめます。
今回ご紹介するのは受賞作のFOX the TIGERは、キツネがトラに憧れるところからストーリーが始まります。
キツネや登場キャラクターの憧れと行動がかわいらしいお話で、最後の締めくくりはまた啓発的なところもアメリカらしいお話になっています。
絵がかわいらしくほっこりする
FOX the TIGERの一番の特徴は、そのかわいらしい絵です。
鉛筆、絵の具、クレヨンを使って書かれていて、淡いタッチが柔らかい雰囲気を生んでいます。
その雰囲気が、ほのぼのとした子どもの世界・ストーリーに絶妙にマッチしており、親子でほっこりさせてくれます。
我が家の息子も絵が可愛い!とご満悦でした。
やさしい英語が子どもの洋書入門にぴったり!
FOX the TIGERで使われている英語は、
一文も3〜6words程度に抑えられていて、表現や単語も非常に簡単なものばかりなので、英語のわからないお子さんでも安心です。
もちろん、時折分からない表現があったとしても、
また文章も一つの表現が繰り返し出てくるので、英語学習的な視点からも身につきやすくていいですね。
入門書といっても、こうした簡単な英語の本は少ないので、ありがたいですね^_^
コミカルで、メッセージ性も考えられたストーリー
FOX the TIGERは、トラに憧れるキツネが、子どもならではのイマジネーションでトラになりきるお話。
そして、そんなFOXをみた仲間たちも憧れのキャラクターに変身していくコミカルなストーリーが展開されていきます。
キャラクターたちそれぞれの憧れや想像力などに胸をくすぐられるお話で、我が家の息子たちもストーリーに沿って変身!
親を楽しませてくれて嬉しいですし、そんな時にはどういうのか、一生懸命考えて英語を話そうとする姿がとても可愛かったです。
またストーリーの最後は、しっかりと練られたメッセージが用意されていて、、、ただ楽しいのもいいですが、自己啓発的なところもちょっとだけ織り込まれてます。
まとめ:初めての洋書の段階で読むのにぴったり!
一文が短いので表現には制限があるのですが、その中でストーリー性・メッセージ性を持たせている、素晴らしい本です。
初めての洋書という点ではインパクト不足な面もあります。
スタートにはインパクトのあるPete the Catをおすすめしたいと思いますが、多読をしていくならFOXシリーズもほのぼのしていておすすめです。
Pete the Catシリーズはこちらを参照
【こども洋書レビュー】 Pete the Cat I Love My White Shoes | 楽しい歌付きで子供がドはまり
FOX the TIGERの絵の雰囲気が好きなら、そのほかのシリーズもチェックしてみてください。
メッセージ性はどちらかというとなくなり、コミカルな要素が強くなりますが、英語学習にぴったりな点はシリーズに共通していて、多読向きな理由の一つですよ。
このレベルの洋書を複数読んで、英語への抵抗感をなくしていきましょう!
コメントを残す